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レビュー

【レビュー】PS3版「ワンダと巨像」(プラチナトロフィー取得済み)

更新日:

PS3版「ワンダと巨像」ソニー・コンピュータエンタテインメント

発売日:2011年9月22日

ジャンル:アクション・アドベンチャー

プレイヤー人数:1人

ゲーム概要

ストーリー

魂を失った少女を救うため、ワンダという名の青年は足を踏み入れることを固く禁じられた古えの地へと向かう。

その世界では望めば死者の魂さえも呼び戻せるという。

そこでワンダが耳にする何者かとも分からない声。

その声の主は「この古えの地のどこかにいる16体の巨像をすべて探し出し討ち倒せば、少女の魂を呼び戻そう」そうワンダに語った。

考える間もなく、青年ワンダは愛馬アグロにまたがり、この古えの地に潜む16体の巨像を討ち倒すため、絶望という名の闘いに身を投じる。

システム

非常にシンプルな作りのアクション・アドベンチャーゲームです。

解説の少ない世界観に、訳も分からず巨像とかいう超デカい怪物と闘わなければならない状況。

何度プレイしてもストーリーの背景がわからず、事態を把握するのが困難です。

それでも「巨像を倒す」という唯一無二の情報を頼りに巨像討伐へ向かいます。

要所要所で「謎の声」が向かう先や攻略のヒントを語る為、単純に情報がなさ過ぎて詰まるという状況にはなりません。

ワンダが行える行動はとても限られています。

大きく分けると「剣を振るう」「弓を放つ」「飛ぶ」そして超重要要素の「つかまる」です。

愛馬のアグロに乗っての補助的なアクションもありますが、基本的に巨像の討伐はワンダ一人で行います。

およそ考えるに討伐なんて無理と思えるような対象をどうやってワンダは討ち倒すのか。

実は巨像には弱点があります。

巨像により位置も数も様々ですが、そこが巨像にダメージを与える唯一の場所です。

逆に言えばその他の場所をいくら攻撃しても巨像を倒すことは出来ません。

ではその巨像の弱点をどうやって攻撃するのか。

「よじ登って」いきます。

動画や写真を観れば一目瞭然ですが、巨像はその名の通り超デカいです。

「よじ登っていく」と言っても簡単ではありません。

巨像は動いているし、気づかれれば振り落とそうとしてきます。

素早い巨像もいれば、水の中にいる巨像もいるし、空を飛んでいる巨像もいます。

すべての巨像に同じ手は通用しません。

アクションと謎解きが融合した巨人討伐。

シンプルですが本当に奥深く熱くなれるシステムです。

レビュー

レビューまでの総プレイ時間:35時間

ゲームの魅力や楽しいポイント

なんと言っても「巨像との闘い」。

説明し難いですが、新たな巨像と闘う度にドキドキワクワクし、戦闘中は常にハラハラします。

言ってしまえば毎回ボスバトルの訳ですが、逆にそれだけで成り立ってるってことが凄いと思います。

握力ゲージの存在がリアリティを高め、他の人間離れした主人公のゲームとは一線を画しています。

「もう少し、もう少しーー!」」っていうところで握力が尽き、巨像に振り落とされた時は、現実でも「ちっくしょーー!」と叫んでいます(めっちゃ楽しんでる笑)。

ここまで主人公とシンクロ出来たゲームは他にはあまり経験がないかもしれません。

巨像と対峙した時、闘っている時、そして討伐の瞬間。

どの瞬間も今までプレイしてきたゲームの中で一番と言えるような感動を覚えました。

もうひとつ外せない魅力として「幻想的で魅了される世界」があります。

このゲーム、巨像との闘い以外に基本的にはやることがありません。

「じゃあ暇じゃん」そう思われるかもしれません。

しかし、この「古えの地」を駆け巡ればそうは思わないはずです。

各巨像と闘う為には、その巨像の眠る所謂秘境へと赴く必要があります。

その場所へたどり着くためには「古えの地」の様々な自然や風景に触れるのですが、これがなんとも美しい。

幻想的で、引き込まれる世界です。

「巨像を倒す」という目的を忘れて見とれてしまう程に魅力的な世界です。

馬に乗って自然を駆けるというのは「レッドデッドリデンプション」に似た雰囲気がありますが、世界観や目に映る風景は私はこちらの方が好きです。

シンプルが故にゲームとしては薄いんじゃないかと思われがちですが、世界観やストーリーに魅せられ決して単調でも退屈でもありません。

私もプレイ前は「巨像と闘うだけでしょ?」とそう思い先延ばしにしてきましたが、もっと早くプレイしていれば良かったと思いました。

カスタマイズ性

必要十分。

「画面の明るさ」「カメラ操作及び照準操作の上下左右リバース」「カメラ操作時の感度」に「ボタンコンフィグ」と、好みによって変更したい設定個所は一通り揃っています。

難易度

普通に楽しい範囲の難易度でした。

プラチナトロフィー獲得の為、本編及びタイムアタックモードを全制覇しましたが、鬼門となる巨像は数体です。

アクションが苦手な方にはやや難易度が高いかもしれません。

ただ本作はアクション要素の他にパズル的要素も強いです。

パズルが得意な方なら、アクションの得意な方よりももしかしたら早くクリア出来るかもしれません。

遊びやすさ

ちょこちょこ遊びやすいゲーム性です。

「巨像を倒す」という目的にのみ集中してプレイすることが出来ます。

操作に慣れてくれば1体の巨像を倒すために膨大な時間がかかることもなくなります。

課題が明確で、プレイの仕方によっては短時間で遊べる。

遊びやすさは満点ですね。

ボリューム

正直ボリューム自体は少ないです。

巨像は全部で16体。

本編の難易度は二種類。

本編クリア後に巨像を倒す時間を競うタイムアタックモードがあり、それも難易度が二種類。

プラチナトロフィーを獲得するためには全モードを制覇する必要がありますが、本編を一周するだけであれば、20時間もあれば可能だと思います。

自由度

目立った点はありませんが、巨像をすぐに倒しに行ってもいいし、風景を楽しみながら果物やトカゲを狩って、基礎パラメータを高めてもOK。

「いつまでにこれやれ」とか「今はこれやれ」などの縛りはないので概ね自由ではありますが、巨像の討伐する順番などは選べません。

決められた順番通りに倒さなければいけない点がやや惜しいと感じました。

ゲームを有利に進める為に役立つプレイヤー能力

アクションゲームなので「操作の上手さ」「反射神経」などキャラクターの操作スキル。

プラスして巨像討伐には巨像の弱点を見抜き、その弱点に到達するまでの手順やルートを導き出すパズル的要素も強いです。

故に「パズル的思考力」も必要な能力になります。

この相対する関係の能力をプレイヤーに要求する部分が本作の醍醐味であり面白さにもなっています。

操作が上手くても頭が回らなければ倒せないし、逆に攻略法を思いついても実践出来なければ意味がありません。

まさにプレイヤーの総合力を求めるゲームだと言えます。

テンポの良さ

世界観は謎ですが、ストーリーが簡潔で目的も明確。

目的を達成するための方法もハッキリしているし、数も分かっています。

1体、また1体と巨像を倒すだけですが、それが無類のテンポの良さを出しています。

アッサリ過ぎず、もたもたし過ぎず、私にはちょうど良い感覚に思えました。

熱中度

道中引き込まれるストーリー展開もなく、熱中出来る要素もそんなにないと思うのですが、私はハマってしまいました。

巨像討伐するだけというシンプルさが、逆に対峙した時の集中力を極限まで高め、一戦一戦全力で戦っていました。

倒した時の達成感と切なさは語るに困難なものがありますが、またその感覚を求め次の巨像へと馬を走らせます。

やり込み度

それ程ないと言って差し支えないでしょう。

強いて言えば全モード制覇によるプラチナトロフィー獲得くらいでしょうか。

タイムアタックモードは熱量さえあればいくらでもやり込めるモードではあります。

他に巨像を倒したことで得られるポイントやリザルト表示などは一切ありません。

まとめ

総評まとめ【85点】

誰にでも一生に一度はプレイして欲しいと思えるゲーム。

とっつきづらさや敷居の高さはありません。

本当に万人にお勧め出来るゲームです。

「巨像を倒す」だけと内容が薄そうに感じますが、プレイしてしまえばそんなこと感じる暇もなく熱中出来ます。

今後PS4版もプレイしたいなと思えた作品です。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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